シャルコー・マリー・トゥース病で障害厚生年金3級を取得、年間約61万円受給できた事例
受給事例
- 性別:男性
- 年齢:30代
- 職業:無職
- 傷病名:シャルコー・マリー・トゥース病
- 決定した等級、受給決定額:障害厚生年金3級、612,000円
相談内容
障害手帳は発行できないと医師に言われたが、障害年金の受給が出来るのか。とのご相談をいただきました。
当サポートの見解
障害年金は障害者手帳の発行の可否にかかわらず、病気や障害で日常生活や仕事にどの程度支障があるかで判断されます。ほとんどの傷病が障害年金の対象となります。
ご相談者さまの場合、幼少期から力が入らない・お箸や鉛筆がうまく持てない・座った状態から立ち上がるなどの動作がしづらい・よく足を捻るなどの症状がでており、捻挫のため整形外科を受診した際、検査をすると握力等の数値が80代以下であったことから脳神経外科にて精密検査を行ったところ、病気が発覚しました。
脚のじん帯を繰り返し損傷していたことで歩行困難となり手術を行いましたが、足にインソールを装着しないと歩行が困難となりました。
足だけではなく手の筋力低下も進行していました。
就労しておりましたが、手すりに持たれないと仕事が出来ず休職となり、手術を機に会社と話し合った結果、相談にお越しになった時点で退職をご検討されておりました。
日常生活での困難さや就労に制限がでていたことを踏まえ、障害等級に該当すると判断いたしました。
受任してから行ったこと
シャルコー・マリー・トゥース病との診断がつくまでに様々な病院での検査を行っていたことや整形外科でリハビリを行っていたこともあり、このご病気での「初診日」を確定することが重要でした。順を追って、通院履歴と受診内容を細かく聞き取りしました。
また、現在でも複数の病院へ通っていることもあり、どちらの通院先がしっかりと症状を診断書に反映していただけそうかご相談者と意見を交換し診断書依頼する通院先を決定しました。通院先へ診断書作成依頼を行ったところ、実態に即した細かい症状が記入された診断書を作成していただけました。
結果
受任してから2か月以内で申請を行うことができ、無事、障害厚生年金3級が決定しました。
その結果、年間約61万円の障害厚生年金の受給ができることとなりました。
ご自身で申請準備をしていたら時間がかかっていたであろう、早く受給が決定してよかった。とのお言葉をいただき、障害年金の支給が決まった時は退職されていらしたので求職活動にも専念できると大変喜んでいらっしゃいました。