交通事故による高次脳機能障害で障害基礎年金2級を取得、年間約81万円受給できた事例
受給事例
- 性別:男性
- 年齢:50代
- 職業:無職
- 傷病名:高次脳機能障害
- 決定した等級、受給決定額:障害基礎年金2級、年額816,000円
相談内容
交通事故による影響で、身体の震えと高次脳機能障害があり、無料相談をしたいとのことで当サポートへお越しいただきました。
事故後、空間認識力の低下や時間管理が困難となり、病院の受診や友人との約束を忘れてしまうことが目立つようになったそうです。日常的に些細な事で怒りが込み上げ、声を荒げてしまう事も多くなったそうです。
精密検査の結果、CT検査で脳の損傷が発見され、高次脳機能障害と診断されたとのことでした。
ご自身の障害に加え、ご家族の介護もされていることから、今後の生活に強い不安を抱いておられました。
当サポートの見解
高次脳機能障害の場合、認定基準の一例は以下の通りです。
1級 高度の認知障害、高度の人格変化、その他の高度の精神神経症状が なため、常時の援助が必要なもの
2級 認知障害、人格変化、その他の精神神経症状が著明なため、日常生活が 著しい制限を受けるもの
3級 1.認知障害、人格変化は著しくないが、その他の精神神経症状があり、 労働が制限を受けるもの
2.認知障害のため、労働が著しい制限を受けるもの
相談者様は、
・家族や他人とのコミュケーションが上手くいかず、怒りのコントロールができない。
・希死念慮がある。
・事故前と大きく性格が変わった。物事について意欲・興味がわかず、関心が無くなった。
・金銭感覚がおかしくなった。買い物をしても開封しないことが多くなった。
医学的診断に加え、上記のように日常生活の多くの場面において支障をきたしていることから、障害の状態が認定基準に該当すると見込まれましたので、受任する運びとなりました。
受任してから行ったこと
当該傷病で複数の病院を同時通院していたため、相談者様の状態をより理解しているお医者様に診断書の作成をご依頼いたしました。
自身の症状を細かくお伝えできており日常でお困りの症状をしっかりと診断書に反映していただけました。
結果
高次脳機能障害で障害基礎年金2級を取得、年間約81万円の年金を受給できました。
受給決定後、受給を続けるにあたり通院についてのご相談をいただきました。当サポートでは、受給決定後もご不安な事や疑問など引き続きサポートしております。