【面談コラム】痙性麻痺 (けいせいまひ) の方との面談を行いました。(40代 女性)
相談者様
40代 女性
詳細
4年ほど前、ご出産をされてから徐々に歩きづらくなってきたそうです。症状は進行していき、足首が自由に動かせず、バランスが取れなくなっていったようです。
様々な病院を受診し検査を行いましたが原因不明で、現在通院している病院にて、痙性四肢麻痺との診断が下りたそうです。
リハビリを行っているが現状維持のリハビリであり、主治医から症状の改善はほぼないと見込まれるとお話があったようです。
現在は、下記のように日常生活の多くの場面において支障をきたしているようです。
・家の中でも伝い歩き、階段の上り下りも徐々にできなくなった。
・しゃべるのも違和感がある。話辛くなった。
・お箸が持てない。フォークやスプーンを使用しないといけない。
・料理や買い物はご家族に介助してもらっている。
・一人で起き上がるのは困難。
出産前から就労しており、育児休業を経て復帰し、身体的負担の大きい業務や外回りなどを免除してもらうなど、会社や同僚にサポートしていただいているとのことでした。
身体の震えで仕事へ行けないことがしばしばあり、健常時に比べて何事にも2倍以上時間がかかるため迷惑をかけていると感じており、退職を検討するようになったそうです。
ご自身の症状に加え、小さなお子様の育児もあり、今後の生活に強い不安を抱いておりました。
これらの状況を踏まえ、障害の状態が認定基準に該当すると見込まれましたので、受任する運びとなりました。