未熟児網膜症で障害基礎年金1級を取得、年間100万円弱受給できた事例

受給事例

*性別:女性
*年齢:50代
*職業:無職
*傷病名:未熟児網膜症
*決定した等級、受給決定額:障害基礎年金1級、993,750円

相談内容

一度ご自身で年金事務所で相談されたそうですが、どこから手を付けたらいいか、あまりの書類の多さに作業が止まってしまい、途方に暮れてしまったそうです。そんな時、代理申請のことを聞き、ご家族がネットで検索し、当社へご連絡いただきました。

社労士事務所の見解

目が不自由でおひとりでの外出は困難な為、お母さま、娘さん、妹さんとご一緒にお越しいただきました。未熟児網膜症で幼少のころから視力が弱く、視野も狭い状態でした。大人になってから緑内障も発症し、現在の状態は片目が失明状態で、良い方の視力も0.08とのことでしたので、目の障害の認定基準の2級に該当する見立てでした。

眼の障害の認定基準は、視力障害、視野障害またはその他の障害に区分され、等級によりどの程度の状態なのか、検査数値が決まっています。

受任してから行ったこと

発症日が誕生日とされ、乳幼児健診で指摘され受診した病院が初診となりますが、すでに廃院となっていましたので、初診を受けたことの証明に必要な「受診状況等証明書」をとることはできませんでした。2番目、3番目に受診した病院の記録も全くなく、4番目に受診した病院で初診日証明をしていただきました。

初診日の証明がとても困難なケースでした。

できるだけ古い病歴の資料を探すため、いろいろな資料の確認をいたしました。カルテに「未熟児網膜症」の記載や病院名の記載がないか、カルテ開示をしてもらい、参考資料として添付させていただきました。また、乳幼児健診で病院受診を勧められたとのことでしたので、母子手帳の写しも参考資料として添付いたしました。

結果

障害基礎年金1級を取得、年間約100万円の障害年金を受給できました。

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